~事務局通信~本のご紹介
皆さん、こんにちは。
最近は気温が高い日もあり、マスクしているのが暑くなってきましたね。
でも、これからもマスク、手洗いは忘れずにしていかないといけませんよね。
本日は私が最近ハマって読んでいるマンガをご紹介します。
『夜廻り猫』です。
主人公は野良猫の「遠藤 平蔵」です。(グレーの猫)
平蔵は夜になると、人の涙を察知してその人のもとへやって来て寄り添います。
人は生きていく中で、後悔することや時には罪を背負って生きていくこともあるかと思います。
このマンガはそういった人達を淡々と描いています。特にオチもなかったりもします。
いわゆるポジティブな言葉や慰めなどを言って気持ちを奮い立たせようという感じではありません。
ただ、人間ってこういうことあるよね、人生はこんなもんだよね、と描くことで、読んだ人は
「私と同じだ」と共感する話が一つくらい出てくると思います。人は自分と同じだと思うと、
安心するんですよね。そこに主人公である平蔵はただ話を聞いてくれる、そばに寄り添ってくれる、
それだけで気持ちが癒されていきます。ただ、それだけのことで、人は自ら前へ進むことが出来ます。
私が好きなエピソードで
「生きものはいてくれるだけで 他の生きものの力になる」
私も猫と暮らしていますが、ただそばに寄り添ってくれているだけで
そのぬくもり、温かさ、柔らかさ、存在そのものが癒してくれます。
この本もさることながら、猫と暮らすこともおススメします(笑)